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盗難被害のトップはハイエースで全体の16・2%_日本損害保険協会が「07年度の自動車盗難事故実態調査」 (04/02 16:08)

 日本損害保険協会は、このほど「2007年度の自動車盗難事故実態調査」の結果を発表した。
 これは、昨年11月の1ヵ月間に実施した調査をまとめたもの。これによると、車種別で盗難被害の最も多かったのはハイエースで、全体の16・2%を占めた。ここにきてミニバン(全体の26・8%)と軽自動車(同13・8%)クラスの被害が増加しており、とくにハイエースは、海外で人気が高い車種といわれており、最近ではハイエースを狙った窃盗団も検挙されている。
 一方で、RV車の被害は減少傾向をたどっており、昨年まで4年連続ワースト1位のランドクルーザーは、今回の調査では5位にランクを落としている。
車種別の盗難上位は、1位ハイエース、2位ハリアー、3位ワゴンR、4位マークX、5位ランドクルーザー、6位クラウン、7位セルシオ、8位オデッセイ、9位ベンツ、10位インプレッサの順。
 県別では、1位大阪、2位千葉、3位神奈川、4位愛知、5位埼玉、6位兵庫、7位茨城、8位福岡、9位東京、10位京都となっている。なお、支払い保険金の平均は未発見の場合で、218万4000円。
 犯行場所は、屋外の契約駐車場が全体の半数近いが、路上、自宅も全体の1割を超えている。車両本体のほか、カーナビの盗難も目立っており、全体の6割が20万円を超える被害。カーナビ被害の9割以上が10万円を超えている。
 自動車盗難は、2003年にピークを迎え6万4223台に達した。その後は、自動車メーカーがイモビライザー装着などの対策に力を注ぎ、盗難件数は半減。2007年の自動車盗難は、3万1790台と4年連続で減少する一方で、多くの盗難車が海外に輸出されている事実が判明、中古車輸出が拡大するなか、盗難車の輸出も社会問題として深刻化。また部品として輸出されるケースも増えており、犯行は巧妙になっている。

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